【お悩み】職場の空気が苦手でストレスを感じます。心身ともにつらく適応障害になるのか不安です。職場に潰されたくない。
By: 太郎
|
Posted: 2024/02/03
【お悩み】職場の空気が苦手でストレスを感じます。心身ともにつらく、適応障害への不安があります。職場に潰されたくない。管理職の従業員の扱いも何か駒使いのように感じます。
つらい中、ご相談ありがとうございます!職場でのストレスは、多くの人が経験している共通の悩みです。一人だけの問題ではありません。職場での様々なストレス原因に対処するため、一人で抱え込まず、信頼できる同僚や専門家のサポートを求めることをお勧めします。また、職場の人と無理に仲良くする必要性について、振り返ってみることも大切です。
職場のストレスと適応障害の関係について、研究や私自身の経験をもとに、ご参考情報を記載いたしますのでお役に立てれば嬉しいです。
・メンバーシップ型雇用の影響
近年、日本における適応障害患者数は増加傾向にあり、その背景にはメンバーシップ型雇用が影響していると指摘している研究があります。メンバーシップ型雇用は、終身雇用、年功序列、企業内労働組合といった制度を特徴とし、従業員の長期的な雇用とキャリア形成を支援する一方、長時間労働、転勤といった心身への負担も伴うと指摘しています。
・ストレス軽減の方法
上記を踏まえると、職場には、長時間労働や人間関係の悩みなど、ストレスの原因となるものが存在すると考えられます。特定できる範囲で軽減することが重要です。例えば、以下のような方法が考えられます。
1. 仕事量の調整
上司や同僚に相談し、仕事量を調整してもらうことはできますか?例えば、タスクの優先順位をつけたり、一部の業務を他の人に依頼したりすることで、負担を軽減できるかもしれません。
2. 時間管理
効率的な時間管理を行い、残業時間を減らすことはできていますか?時間管理ツールを活用したり、集中できる環境を整えたりすることで、仕事の効率を上げることができます。
3. コミュニケーション
人間関係の悩みは、信頼できる人に相談したり、コミュニケーションを改善する努力をすることで、解決できる場合があります。例えば、自分の気持ちを相手に伝えたり、相手の意見に耳を傾けたりすることで、誤解を解いたり、関係を改善することができます。
4. セルフケア
十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動はできていますか?セルフケアをしっかりと行うことで、心身の健康を維持することができます。
5. リフレッシュ
休暇を取得して休息を取ることはできていますか?仕事や人間関係から離れてリフレッシュすることで、ストレスを軽減することができます。
6. 専門家のサポート
ストレスが強く、日常生活に支障が出ている場合は、一人で抱え込まずに専門家のサポートを受けることが大切です。相談できる窓口として、会社のメンタルヘルス相談窓口、医療機関、公的な相談窓口などがあります。
・私の経験から
特に「3.コミュニケーション」に関し、職場の人と仲良くすべきなのか?をテーマに、私の経験談をお話させてください。
私は仲良くすべきではないと考えています。職場では、業務上の成功を妨げない範囲でプロフェッショナルな人間関係を築くことが求められます。つまり、職場の人を好きになる必要はなく、好かれようとする必要もないと考えています。私が3年間、勤めていた外資系ヘルスケア企業での経験では、職場の人間関係は成果に直結していましたが、その付き合いの深さには一定のバランスが求められました。
例えば、私の職務は医療機器の営業で、医師と協力して手術をサポートすることが重要でした。時には他の営業担当者に手術サポートを依頼する必要が生じることもありました。このような場合、営業担当者間の信頼関係が重要となります。信頼関係がしっかりしていれば、手術サポートの依頼に対しても前向きに応じてもらいやすく、協力して業務を進めることができます。しかし、この信頼関係が希薄だと、手術サポートの質が落ちたり、依頼が難しくなったりすることがありました。そのため、時には業務範囲を超えて人間関係を構築し、他の営業担当者の個人的な問題や趣味、会社への不満などに時間を費やすこともありました。これにより、人間関係は深まりましたが、業務時間をプライベートな話題や自分が嫌いなテーマに使うことが増え、心身の負担が増えていきました。
この経験から、職場の人と必要以上に親しくなるべきではないと考えています。職場の人間関係は、業務上の協力に留まるべきであり、過度にプライベートな関係が深まると、仕事の効率や成果に悪影響を及ぼす可能性があります。業務に必要な関係性を保ち、互いの業務を支え合うという意識が大切です。
・ポイント
職場には、様々なストレスの原因があります。ストレスを感じている場合は、一人で抱え込まずに、周囲に相談したり、専門家のサポートを受けましょう。特に、職場の人と仲良くしないいけないと無意識に考えている方は、なぜ仲良くすべきかよく考えてみましょう!
・参考文献
池田朝彦 (2020). 日本における「適応障害」患者数の増加―メンバーシップ型雇用からの考察. 社会政策, 12(2), 101-112.
あなたが今抱えている問題について、もしよかったらもう少し話してみませんか?
トップページの「無料相談する」ボタンから、お話しましょう!一人で抱え込まずに、あなたの気持ちをお聞かせください。一緒に、少しでも心が軽くなる方法を考えましょう!
SHARE: